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雪巡り温泉

名古屋-高山-新平湯

 この度久しぶりに温泉旅行なるものを敢行いたしました。時は2002年11月8日(金)~9日(土)まで。たった2日間という日程にもかかわらず、楽しいこと怖いこといろいろと体験させて頂きました。本来は日記に書こうかと思ったんだけど、あまりにもその中身が濃いものなので改めて、こうして別に書き記しておこうと思った次第です。

 それにしても今年は、例年になく季節全体が見事にずれているのは周知の事実。思い起こせば春が来るのが早かったこと。俺の場合花粉症のおかげで、なんとなく今年は春の訪れが早いなぁとは思っていたんだけど、見事に桜があっという間に満開。夏だってお盆が過ぎたらあっという間に終わっちゃったし、そしてこの冬のような寒さ。まぁ、今年に限って言えばすでに冬なのかもしれないが…

 と、前置きはこれくらいにして、今回は昨年に続いて秋の飛騨路を温泉&料理で楽しんで来ようと思い、残暑も厳しい9月のはじめから予約しておりました。当然その頃と言えばこの時期はきっとさぞかし紅葉が綺麗でドライブにはもってこいだろうとふんでおったわけです。ところが、さきにもふれたとおり今年は季節がずれており、この1週間前にも現地では大雪&高速は通行止めというニュースにやや不安はありました。とにかく、夏に沖縄に行ったときもそうだったんだけど、当日一週間前からは毎日天気予報を確認しておりました。余談ですがマピオンのピンポイント天気予報はかなり役に立ちます。
 当日、名古屋の天気はくもりで奥飛騨は雨。と言う天気予報を信用しつつ朝10時半に出発。名古屋の天気はくもりだったけど、気温もそんなに低くなく上々である。念のため、上着だけは冬物を用意して、名古屋高速から東海北陸道を経由してまずは高山へ。予定ではここで昼御飯というスケジュール。東海北陸道を北に向かってい途中の景色は良い感じで秋の赴き。くもりだった空もすごく晴れてきたので、「これはひょっとして天気が良くなるのかも?」と思いながら更に終点へと向かっていると、何やら霧が…最初は「シェムナーじゃぁ」などと冗談を言ってたのもつかの間、あっという間に視界ゼロ。突然現れる対向車やトンネルにビビリまくり…これはちょっときついな~って思っていたら、運良く『ひるがの高原SA』があったので、とりあえず休憩のために入った。しかし入ったらさらにビックリ!一面雪だらけじゃん!しかも霧がずっとかかっていて本当に辺り一面真っ白。誰が作ったか大きな雪だるまの残蛾も転がっていたりして、おそらく先週の雪が残っているんだろうけど、実はいましがた走ってきた道も本当は雪だらけだったんだね。ただ単に霧で景色が見えていなかたっだだけなのである。しばらく休憩したのちに高山方面へと向かったんだけど、いつの間にやら霧も晴れて変わりに雨が降ってきました。

 高速を降りてR185をひた走るコース。天気はもちろん雨で見事に天気予報どおりである。この頃にはさっき見た雪なんてどこにも見あたらず。高山市内に到着後は予定よりは30分ほど遅れてとりあえず昼飯である。腹ごしらえ程度にかなり濃い口の高山ラーメンを食べて、せっかくなので古い町並みを拝見。ただ、雨がかなり降ってきたので早々に切り上げこの日の宿泊先に向かうことに。んで、ふと思ったんだけど高山は去年も来ていたし古川に行けばよかったと後悔。以前から古川の町並みも歩きたいと思っていたのに、全然思いつかなかったのである。ま、古川は次回にとっておきましょう。
 雨のR185を更に北に走るとそこは奥飛騨温泉郷と言って温泉地が密集している地域である。この温泉郷には平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉があり今回はその中の新平湯温泉に宿をとりました。その前に平湯峠を越えて行くんだけど、頂上付近の長いトンネルを抜けるとまたまたビックリ。それまでは秋らしく綺麗に紅葉した山並みだったのが、これまた一面の雪景色。まさに『トンネルを抜けるとそこは雪国だった』と言わんばかりである。スキー場がひとつ見えるんだけど、綺麗に新雪が積もっていて今からでもスキーができそうな状態でした。

 スキー場を過ぎるとすぐに温泉郷の入り口である平湯温泉に入ります。ここは去年泊まったところで、途中には上高地に行くための平湯バスターミナルがあります。で、今回はここを素通りしてまずは福地温泉へ。もう、ここの温泉街は本当に風情があります。温泉郷の中では一番小さいんだけど一度は泊まってみたい湯元長座をはじめ魅力的な温泉宿がいっぱい。で、今回立ち寄り温泉に選んだのが御宿飛水。バスタオル付きで1000円(なしだと700円)で入れます。お風呂自体はこじんまりとした内湯と露天がひとつずつなんだけど、小雨が降る中をのんびりとお湯につかってきました。本当は湯元長座のお風呂に入りたかったんだけど、今年から立ち寄り温泉がなくなっていて残念でした。でも、この御宿飛水の中でちょっとした発見。なんでも、福地温泉にある旅館いずれかに泊まると、無料で別の旅館のお風呂に入れるとのこと。これは是非この手を使おうと思った俺である。
 小一時間ほどゆっくりしたのち、今夜の御宿である松宝苑へ。一応ナビで確認すると到着時間が2分後。と言うことはこの御宿飛水からすぐ近くなのである。松宝苑は福地温泉の街道を抜けると新平湯温泉なんだけど、街道の終点、すなわち新平湯温泉の入り口にありました。なるほど、ナビで2分と表示されたのは納得である。早速車を駐車場に停め宿の門をくぐるとそこは思っていたとおりの民家作りの建物が。扉を開けると若女将が迎えてくれて、しばし待たされる。と言っても、これは旅の疲れをとるためのいわゆる“間”である。このときにだされた黒豆茶の美味しかったこと。しっかりと自分用に買って帰りました。しばらくして、女将が部屋に案内してくれたんだけど階段を上る音とかは雰囲気抜群でもう俺は嬉しく嬉しくて顔が緩みっぱなし。案内された部屋は新館の2階にある『こぶし』と言う部屋。この宿は宿代の設定は二つしかなく、囲炉裏つきの高い方にしました。ということで部屋の方ももちろん思っていたとおりで、ホント、もう来て良かったって感じです。用意されていた手拭いなんかも気が利いているというか、思わずうなってしまいました。しばらく部屋でくつろいだ後楽しみにしていたお風呂へと直行。

 この宿は敷地がかなり広く、お風呂棟と言うのが別にあり、本来は母屋から中庭を抜けてそのお風呂棟に行くんだけど、あいにくの雨。と言うことで旧館から渡り廊下を使ってお風呂へと向かいました。まず手前に貸し切り露天風呂が2ヶ所あり、その向こうに大浴場がありました。さっそくお風呂の扉を開けると檜の芳香が鼻をつき、脱衣場に入る脱衣所と浴室が一体になっているのである。それもかなりの広さがあるので思わず声を上げてしまったわけである。で、よくよくみると洗い場も5席ほどしかなく『温泉を楽しむのにこれくらいの人数しか入れないんだよ』と言わんばかりです。と言ってもこの宿の客室が全部で15室しかなく、この日の状況は満室だったにもかかわらず5時半と言う時間なのに大浴場を貸し切り状態でした。もちろん露天風呂もそこそこ大きく、手足を伸ばしてそばを流れる川のせせらぎを聞きながらゆっくりと雰囲気を楽しむと言った感じ。おかげで体はほくほくで喜んでいたんだけど、実は頭の中はこの後のビールの旨さを想像しながらお湯につかっておりました(笑)。

 お風呂から上がって部屋でくつろいでいると食事のご用意ができましたと連絡がはいる。食事は母屋にある囲炉裏が並んでいる食事室でとりました。席に着くやいなやと当然ビールで乾杯。のどを通るビールの旨さは温泉で火照った体にはこの上ない至福のひととき。あとは料理を待つばかりである。この宿の食事は一の膳、二の膳、三の膳と3回にわかれて出されるんだけど、まずは一の膳。囲炉裏には飛騨牛のほうば焼きがのせられ、膳には山川の幸を使った前菜の数々。飛騨牛のステーキが美味しいのはもちろんのこと、旬菜と燕の巣を使った吸い物と地鶏の刺身は本当に美味しかった。なんだか、これだけでも胃袋は満足していたんだけど、二の膳でさらに感動する事に。出てきたのは岩魚のほうば包み焼きと豆乳で作った豆腐(って説明してくれた)と生湯葉の地鶏と野菜巻き。もうこの二の膳がどれも絶品。これまで何度か岩魚を食べたことはあったけど、牛肉より美味しくて海の魚よりも美味しいと思ったのは初めてでした。はらわたを取ってかわりに味噌を入れてほうばで包み焼きをしてるだけ(この地方独特の料理らしい)なんだけど、思い出しただけでももう一度食べたい!って感じです。お豆腐の方も豆腐と言うよりまるでデザートと言った感じでほのかに甘く、とても不思議な味でした。しいて言うなら森永の牛乳プリンをもの凄く濃厚にした感じかな。すでにこの時点で満腹に近い状態だったんだけど、続いて三の膳が運ばれてきました。出された料理を見てとりあえずホッとしました。と言うのも当然なんだけどお口直しと言うことで、ご飯とお漬け物とちょっとした料理、そしてデザート。ま、ここまでくるともう満足という言葉しか浮かびませんでした。

 食事の後、部屋に一旦戻って思わずうたた寝。1時間ほどして起きたんだけど外は相変わらずの雨である。天気予報を見ると明日は雪マーク。本当に雪になるのかなぁ?と思いつつもう一度露天風呂に行くことに。せっかくなので貸し切り風呂に入りました。一応露天風呂なんだけど気温が低いせいかお湯がぬるくて早々に退散。体を温めなおすために再度大浴場へ。時間はまだ11時頃だというのにやっぱり貸し切り状態でした。思う存分檜風呂と露天風呂を堪能してこの日はお布団にはいることに。程良い疲れと温泉でリラックスしたおかげで、かすかに聞こえる雨音を耳にしながらゆっくりと眠りについて行く俺である。

新平湯温泉-松本-扉温泉-名古屋

 翌朝は7時過ぎに起床。とりあえず買い置きしておいた目覚めのコーヒーを飲む。息をつきながら障子窓を開けると雪が降っているではないか!しかもかなり積もっている…。大袈裟じゃなく、駐車場の車を見ると20cm近く積もっているのだ。しかも雪は降り続いているし、これは帰りがどうなることやらと思いながら朝食を食べに食堂へと向かう。
 朝食は質素なものが並びながらも朝としてはボリューム満点。朝御飯は蜆の赤だしと胡麻豆腐があっただけで俺は満足。夕食と言いこの宿の食事に関しては本当に言うことはないです。ここで料理を出してくれてくれていた女の子に、夕食の時に思った疑問を投げかけてみた。それは何かというと、『豆乳でできた豆腐』の作り方である。説明されたときに聞き流していたんだけど、よくよく考えてみるとこれって普通の豆腐ではないか?もう、このことが気になって仕方がなかったので、一応、失礼のないように作り方を聞いてみたのである。すると、女の子は「わからないので聞いてきますね」と言って、消えたんだけどすぐに戻ってきた。なんでも、普通はにがりを入れるんだけど別のもので作ったそうである。その別のものは教えてくれなかったんだけど、おそらく葛を使ったのではないかと思います。食事の後はやっぱり貸し切り状態で雪を見ながらの朝風呂は最高で、ますますこの宿のファンになってしまい、次は雪解けの頃に来ようと心に誓った俺である。

 宿のチェックアウトをすませ外に出ると相変わらず雪は降り続いていた。さて、今日のコースはまずは新穂高温泉にある槍見館と言う旅館の露天に行くつもりだったんだけど、松宝苑よりもさらに北にあるため、後々のことを考えてノーマルタイヤの車の俺は行くのを断念。で、僅かな希望を持って上高地方面へ向かうことにした。普通だと平湯バスターミナルからバスに乗り換えて30分ほどでつくんだけど、やっぱり雪のため断念。で、一度は行ってみたかった白骨温泉に行こうと安房トンネルを抜けて行ったんだけど、平湯温泉のあたりより更に白骨温泉付近は雪が降っていて、もうほとんど吹雪きである。前日の霧に続いて視界0(ゼロ)を経験してしまいました。ということでここも残念ながら泣く泣く断念。今回の温泉旅行は事前にスケジュールをきっちりと組んで、楽々回れるルートだったんだけど、思わ真冬の到来で予定がくるいまくりでした。ま、それでもせっかく長野県に入ったので松本市に行くことに。それにしても白骨温泉から松本市までの約1時間は季節が元に戻っていくと言った感じで、見事に雪が消え、山々の紅葉が綺麗に戻っていました。天候自体は松本市内に入っても時雨空は変わりなく相変わらず寒々としていたんだけど、せっかくなので松本城に行くことにした。たぶん初めて松本城に行ったんだけど、なんとなく記憶の片隅に残っていてひょっとしたら来たことがあるかもしれないな等と思いながら今回はお堀の周りを散策するにとどめました。で、ちょうどお昼時だったのでお蕎麦を食べてきました。わりと人が混んでいて有名なお蕎麦やさんぽかったけど、お味の方はそこそこでした。
 昼食の後はしばらく街を散策しようと言うことになったんだけど、街を流れる川のそばに石畳を敷き詰めた通りを発見。何となく雰囲気が良さそうだったのでそちらの方に行くことに。通り自体はさほど長くはないんだけど、四柱神社という神社があったり場末の映画館があったりしてなかなか趣のあるところでした。それにそばを流れる川の橋からみた山の風景もとてもいい感じだったんだけど、あとでこの山の中に入っていくことに…。それにしてもこの日は七五三と言うことで着物を“着せられた”子供達がいっぱいでちょっとうるさかったかな。

 ひととおり街を見終わって、「さぁ、次はどこに行こう」と言うことで次の行き先を探るために本屋に入り、マップルやらるるぶやらを見て松本周辺のめぼしいところを探す。そこで、見つけたのかが扉温泉(とびらおんせん)というところ。松本市内から約30分ほど車で山の中に行くとあるその温泉は、なんでも西の白骨、東の扉と言われてたようにかなり古い温泉らしい。この“古い”というところに惹かれたのと安く入れる公共風呂があるということで早速行ってみることに。ナビに場所をセットし、指示されるままに車を走らせどんどん山の奥へと入っていくと、信州ならではの山の景色というか紅葉がめちゃくちゃ綺麗なのだ。実はこの山がさっき橋から見えていた山(名前は知らない)なのである。はじめは対面の2車線だった道路もいつのまにか1車線になり、更にどんどん道は狭くなり車一台がやっと通れるところにその扉温泉はありました。ただナビを温泉に設定していたため温泉にある明神館という旅館についてしまった。で、更に先の方に行くと道は行き止まりになってしまっていて、走ってきた細い道を切り返すのに一苦労だった。実は公共風呂に行くのに途中で道を間違っていたんですね。でも、おかげでひょっとしたら良いかも知れない旅館を発見したことで次への期待がたかまりました。で、途中で凍結防止の作業をしていた人に公共風呂の場所を聞いてたどり着いたのが『檜の湯』。そんなに大きくはないんだけどとにかく場所がよかった。もともとこの温泉自体はかなりぬるめで、この日の天気では露天に浸かっているにかなりぬるすぎました。とは言うもののさすがに温泉なので体の暖まり感はありました。冬に来ると言うよりは夏に来た方がこの温泉は良いかもしれないな。これは後から知ったんだけど、この温泉地には旅館が2軒ほどしかないんだけど、そのルートが本当に秘湯と言った感じでどちらかの旅館を利用してみたいものである。それにしても、行き当たりばったりで行ったところにしてはまずまずの成果だったと思っている俺である。

 4時頃までゆっくり温泉を堪能したのでそろそろ家路につくことにした。昨日と違って松本から長野自動車道に入り中央道を通って名古屋に戻るルートである。時間的にも余裕があったので、ゆっくりと帰ることにした。そして、車は高速を飛ばして名古屋へと向かったのである。

 とまぁ、こんな感じでかなり内容のある一泊二日だったけどゆっくりできたかな。とにかく入った温泉はどれも良く、宿に関しては文句なし。次回に繰り越した上高地や白骨温泉。それと、もう一度、夏に来てみようと思った扉温泉など日本の真ん中も飽きないところだね。海外旅行も国内を回るのも好きな俺だけど、近場のいいところを回ってみるのも、俺にとっては旅なのだ。忙しい合間をぬって行くからにはやっぱり満足できるとにこしたことはない。今回の旅は俺にとってはまさにその通りとなりました。さて、次の旅はどこへ?と思いをはせながら本格的な冬支度をはじめる俺である。

-追記-

松本からの帰り、途中の中津川で高速を降りクアハウスにてこの度最後の入浴。この最後の入浴が翌日からの風邪につながったのかどうかはわからないままである。

雪巡り温泉旅行記 8-9.11.2002

※こちらはHBからの転載になります。
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