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2003 7-9

チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル

 ようやく劇場に足を運んできました。嬉しいことに今度引っ越した先の近所に小さいながらも映画館があるのだ。しかも金曜日の夜にレイト&ナイトショウがあって1000円で観られるのが嬉しいじゃないですか。さらに、この夏はこの映画をはじめ、『マトリックス・リローデッド』と『ターミネーター3』と超話題作を上映してくれているのである。んでもって、金曜日の深夜に観に行ってきましたよ。劇場内には俺一人だけ…。これまでも数人での鑑賞って言うのは何度もあるけど、貸し切りで映画を観たのは今回が初めてである。ま、劇場が小さくて100人程度のキャパだし、映像や音響だけならDVDの5.1chの方が遙かに良い。それでもやっぱり貸し切りは気分がいいものである(笑)。

 さて、本題なんだけど、もう久しぶりに満足である。これぞまさしく映画といった感じでしょう。単純明快にストーリーは進んでいくし、善と悪しかいない設定とそんなことあるわけないやんって思いつつも結局は何も考えなくても最後まできっちりと見せてくれます。それにしてもホント緩い映画です。出演者がどうたらこうたらって言うよりもまず、とにかくテンポの速さとBGMにあったアクションで俺的には最後まで飽きなかったです。ホント、年に何本かはこういった緩い映画を観るのも良いもんです。たぶん、ノリと楽しさで観るならこの映画がこの夏一番かもしれないです。

 ま、そんな映画でも不満が全くないわけではない。久しぶりのデミ・ムーアだけかと思っていたら元旦那のブルース・ウィリスまでカメオ出演してました。早々に出てきた上に多少化けてたので、危うく素通りしてしまうところでした。ま、でもほんのチョイ役です。ま、彼はおいといてデミ・ムーア。なんでも6年ぶりの映画出演とのことなんだけど、いやぁ、やっぱり老けてましたね。でずぱりのキャメロン・ディアスでさえ老けたと思うんだから当たり前なんだけど、それにしても演技下手すぎ。彼女の演技&設定次第でこの映画もっと深刻な内容になったかも?である。理由を書くとネタバレになるので書かないけど、デミ・ムーアの涙のシーンがある意味無駄なのである。

 それから、不満ってほどではないんだけどもっともっとって感じだったのがやっぱり女同士の殴り合いである。出来ることなら、血反吐がでるまでやって欲しいって言うのが本音(笑)。ま、こういうのは日本映画がお得意なんだけどね。ま、いずれにしてもどこまでいっても緩い映画でしたよ良い意味で。
03/07/05

マトリックス リローデッド

 先週の土曜日に続いてまたもや深夜の近所の映画館へ…さすがにマトリックスとでもいうか、先週みたいな貸し切りではなかったけど観客はたったの4人!ほんと、ゆっくり映画を観るにはもってこいの劇場であります。

 ってなわけで、『マトリックス リローデッド』を観てまいりました。本国アメリカよりも日本での人気の高いこの作品。俺的にはやっぱりなって感じで、なんの感動もなく、淡々と映画を観ておりました。どうしてこの映画って言葉で物語をわかりづらくしてるんだろう?意味不明な単語がずらりと並んで、観ているうちにもうどうでもいいやってな感じになってしまいました。物語自体は人間とコンピュータの戦いで、これってまさにターミネーターと同じような設定だよね。そう言った意味では断然ターミネーターのほうがわかりやすいです。ま『3』は月曜に見る予定なので何とも言えないですが(笑)。でも、なぜかこういった映画って日本人は本当に好きだよね。ところで、この映画を完全に理解した人って何人居るんだろう?

 前作を観た時はテンポと音楽とそのカメラワークの斬新さで、「おぉ!」と思っていたけど、今じゃもうありふれちゃっているせいか凄くテンポが遅く感じられました。よく見りゃカンフーも動きがとろいし、一昔前のジャッキー・チェンのほうが遙かに良いです。ま、でもハイウェイのシーンは金をかけただけあってなかなか良かったです。それとね、VFXの限界って言うのを見てしまったような気がします。『スパイダーマン』でも気になっていたんだけど、やっぱり人間の動きがちゃんと出来てません。“エージェント スミス”軍団との対決はなかなか面白かったんだけど、やっぱりあの動きを見てしまうと興醒めというか、ただCGが動いているとしか思えなかったのが残念です。その昔ゲーム屋でいかに人間の動きをそれらしく見せるっていうのをみてたので、CGで作られた人間や動物の動きってすごく気になるんですよね。

 とまぁ、これだけだったのかなってかんじなんだけど、この手の映画ってテンポとスピードが命なのにごたくを並べて理屈っぽくしちゃったのが失敗だなと思います。その点先週の『チャーリーズエンジェル』のほうが良かったです。それからエンディングは『レボリューション』に続くと言うことで完全にぶつ切りである。過去に1作目があって数年後に2と3が公開された『バックトゥザフューチャー』シリーズがあるんだけど、やっぱりあの映画を越えることはできないんだろうな…

 それにしても作品の中でも言ってたけど、まさかキアヌが“スーパーマン”に本当になるとは思いもよらなかったです。この辺はある意味パロディって感じで面白かったけど(笑)。
03/07/11

ターミネーター3

 んー、今年の続編ラッシュは見れば見るほどに質が下がっていっております。『Xメン2』はまだ見ていないので何とも言えないんだけど、『チャーリーズ~』『マトリックス~』と立て続けに3本観た中でも一番つまらなかったです。過去に『エイリアン』がそうだったように、やはり一度完結したものを無理に続編を作ると、ろくな物が作れないと言うのがよくわかった映画である。

 それにしもここまで、前作たちのストーリーを全否定した続編も珍しいです。あれだけ、審判の日は回避出来たはずなのに、結局時間を伸ばしたに過ぎなかったってことなんだけど、3を作るネタ切れだったのを無理矢理T1に繋げざるを得なくなってしまったって感じである。なんだかシュワちゃんも人間くさくなっちゃって「I am a machine」と言われてもまったく説得力がない(笑)。あと、このシリーズに限ってはギャグの部分はいらないなと思った。ただ言えるのはこの映画も何も考えずに見れることなんだけど、あまりにも追いかけっこの部分が強すぎて、見終わっても本当に何も残らないのである。ついでに言うならVFXもたいしたことがなかった…。

 でも、こういったタイムトラベル物っていうのはホント考えれば考えるほどに突っ込みを入れたくなるものである。例えば何故ターミネーターたちは未来へと来るんだろう?ターミネーターを倒した時点で少なからず未来はかわっているんだけど、過去まではかわっていないはず。だったら、未来で存在してるターミネータたちはもう一度サラ・コナーを狙うとか更に昔に戻って、先祖を殺して元から絶つとか…ま、そう言うことをいいだすと映画としては成り立たなくなるのであまり言わないけど、例えばゲームのドラクエのようにT3は過去に戻ってもよかったかもね。

 この調子だと、この夏の映画は全滅かも?続編モノに関しては『ロードオブザリング/王の帰還』までは期待できそうにないんだけど、この映画も正確には3本で一つの映画だけどね…
03/07/14

パイレーツ・オブ・カリビアン

 『マトリクス』よりも『ターミネーター』よりも夏休みの娯楽映画という意味ではこの映画がこの夏一番かもしれないです。『踊る大捜査線2』は観てないのでわかりませんけど(観る気なし)、ここまでやってくれるとは思ってなかったですよ。もともとこの映画にジョニー・デップが出ると言うことで密かに期待していたんだけど、全然違う意味で期待がはずれちゃいました。もうホントに格好良くないの(笑)。格好良さでは最初から最後までオーランド・ブルームの一人勝ち。でもね、ひょっとすればB級の映画になりがちな内容を救っていたのはやっぱりデップの演技なのである。この前テレビでおすぎが「デップはコメディを入れすぎじゃぁ?」みたいなことを言っていたけど、格好イイ男が二人も出ていたら逆にしらけたかもね。30年前のハリウッドならそれもよかったんだろうけど…。

 内容的にはそこそこに面白かったし、幽霊海賊のシーンもホント違和感ないです。そんな中俺が特に気に入ったのがスコアである。久しぶりに映画音楽としてはキモチがよくて、映画にピッタリの音楽である。聞いているだけで、なんとなく「カリブの海賊」なのである。簡単に言えばドキドキわくわくするような、そんな感じなのだ。でも、ストーリー自体は本当にシンプルなのである。悪く言えば古くさいし、特にラストはいかにもディズニー映画って感じでみんな良い子ちゃんになってしまうのがいただけないんだけど、続編モノの当たり年となったこの夏の映画の中にあって、一番オーソドックスで意外なストーリーだったのかもしれないです。昔から海賊映画ってヒットしないそうなんだけど、俺は実は海を舞台にした映画とか話しが大好きなのである。特にこの映画のように海賊が主役だったり、宝島が出てきたりするとそれだけで期待してしまうのである。ま、結果的にはそんな期待を裏切られることもなく、満足な出来である。

 そう思う人が多かったのかどうかわからないけど、本国では大ヒットしている模様である。この映画のおかげで、ディズニーはこの夏のワン、ツーを飾りそうな勢いである。今のところ『ファインディング・ニモ』と『マトリクス~』がワンツーだけど、公開13週の『マト~』が2億7千万ドルに対して公開5週目の『パイレーツ~』が2億3千万ドルを突破というのはたいしたものである。続編、リメイクの嵐の今年のハリウッド映画なんだけど、結局、やっぱり観客が一番正直なのかもね。
3/08/12

HERO

 なんだか今年の映画は何かと『マトリクス』を引き合いに出さなければならない感じである。もう、とにかくチャン・イーモウ監督ということとチャン・ツィイーが出てたと言うことでものすごく期待をしていた映画である。
 だけど率直に言うと…人にはオススメできない映画である。『グリーンディスティニー』で魅せてくれた映像美とワイヤーアクションはさらに磨きがかかっていて申し分ないんだけど、いかんせん内容があまりにも現実離れしていて、一瞬これはアジア版『マトリクス』か?と思ったほどである。簡単に言えば頭の中の戦いなんだけど、俺的にはHEROの方が勝っていると思います。

 アクションについては剣術&ワイヤーの使用でものすごく派手なんだけど、ものすごく静かなのである。それは色づかいや音、背景に至るまでアジア的と言うより日本的な趣の中でのバトルだから。それにしてもそれぞれのバトルのシーンで次々と色が変わってものすごく綺麗で効果的である。これはまさに四季をイメージした感じで、それに合わせたワダ・エミの衣装が本当に良かった。今回の俺のお気に入りの色は青と緑である。特に青の綺麗さは本当にすばらしいです。と書いても、この映画を観ない人にとってはなんのこっちゃ?ってな感じだろうけど、ようはバトルごとに衣装の色が違うのである。

 とまぁ、衣装やら背景やらについてちょこっと書いたけど、内容はメチャクチャファンタジーなお話しで、冒頭にもこれは秦の始皇帝にまつわる伝説の一つだと言ってます。その割にはあんまり重厚感はなく下手するとイケてないただの昔話になってもおかしくないくらいで、そん話しをよく大作として作ったもんだと感心してます。そう言った意味でリアリティを求める人には決してオススメは出来ないんだけど、どうしても観たいって言う人は観てください。でも、正直感動はないと思います。ただ、ラストのトニー・レオンとマギー・チャンだけはこの映画の救いになったかも。

 余談なんだけど、俺はジェット・リーは基本的に駄目で、別の監督だったらこの映画は観ていなかったんだけど、いくらチャン・イーモウが監督をやってもやっぱり好きになれなませんでした。老けたリーをみてさらに受け付けなくなってしまったほど(笑)。それに比べてすごく良かったのがマギー・チャンである。決して綺麗な女優さんではないけど、飛ぶ鳥を落とす勢いのチャン・ツィイーが足下にも及ばないくらいすばらしいです。ま、これだけでもこの映画を観て良かったです。

そんなわけで最後におすぎ風に言うと1800円の映画である。
3/08/30

トゥームレイダー2

 結論から言うと前作の方がアクション、ストーリーともに面白い。パート3が作られるとしたら間違いなくもう劇場で観ようとは思わないだろう。とにかく完全にこのタイトルの意味をすっかり忘れちゃった感があって、宝探しという内容になんの感情移入も出来なかったし、すべてにおいて前作および俺がこれまでに見た宝探し映画の中で最低である。レイトショーの1000円じゃなかったら見終わったあとかなりがっくり来ていたであろう映画である。監督のヤン・デ・ボンは今後は絶対に続編モノに手を出さないことを提案します。出世作の『スピード』もそうだけど続編を作ると一気に駄目になってしまう監督である。

 で、何がこの映画で駄目だったか?まず宝探しを題材にした超有名にして傑作の『レイダース』と基本プロットを同じにしてしまったのが根本的に間違いである。続編である『インディジョーンズ』シリーズが越えられないないのだから、別の映画がレイダースを越えるには相当な努力が必要なのは言うまでもない。それにしても始まりから終わりに至るまであらゆる所にレイダースの亡霊が出ています。今回の宝物である『パンドラの箱』からして『失われたアーク』を連想させるし、内容はものすごくそそられるのである。でも、今見てもドキドキする『レイダース』を引き合いに出すのがおこがましいくらいホントにつまらなかったです。

 特殊効果も前作は石像が動いたり、ロボットが出てきたりとある意味現実離れしていて「そんな訳ないやん!」って言いながらも楽しめたんだけど、今回は話しを宝探しに重点をおいたせいか、目でみせて楽しませる演出がほとんどなかったです。それとララ・クロフトの恋愛話をからめたのがいただけなかった。ララ=スーパータフと言うイメージが、女の弱い面が出てきたせいでララがトラブルに巻き込まれるタダの女になってしまってました。あぁ、なんだかこの映画褒めるところ全然ないです。

 今回も例によって近所の映画館に観客二人という準貸し切り状態での鑑賞だったんだけど、約2時間ちゃんと座ってるのが苦痛で途中足を前のシートの背もたれに足をかけたり、とにかく途中で一時停止ボタンをなんども押したくなりました(笑)。俺的には今年一番の駄作に決定である。もしもこの映画をすばらしいなどとのたまう輩がいれば是非討論したいものである。最後にこの映画に出せる値段をつけるとするなら、俺はレンタル代の300円で十分である。今回の1000円は劇場を貸し切ったと思えば、なんとか納得である。
3/09/20
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