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悲しいときほどいい思い出に.

好きな曲というものはいつまで経っても変わらないものだけど、なぜその歌が好きになったのか、ちょっとした思い出とともに話してみようと思う。

スピッツという、ながらく私のフェイバリットのバンドがあるのだが、彼らの曲の中でもとりわけ人気の高い『チェリー』という曲がある。今から14年前の1996年の楽曲であるが、かくいう私も大好きな1曲である。しかし、この曲がリリースされた当初から大好きだったわけではない。もちろん、大ヒットした上にいい曲であることには間違いないのだが、私としてはむしろ前年の『ロビンソン』やその前の『青い車』のほうがお気に入りだったのである。

では、いつからこの曲が私の大好きな1曲になったかというと、発売から5年経った2001年の春先のこと。以前にも書いたかどうだか忘れたが、1999年から2002年まで、仕事も恋愛も生活もすべてにおいて暗黒時代を過ごした真最中なのだが、そんなときに聴いたこの曲は私にとって、まるで一筋の光明だったのである。

きっかけは、何年かぶりにこの曲が収録されている『インディゴ地平線』と言うアルバムである。このアルバムは、『ロビンソン』『涙・キラリ』と立て続けにブレイクしたスピッツのイメージを覆すために作られたアルバムであり、内容はかなり乾いた男の雰囲気が漂う作りになっている(現在発売されているすべてのアルバムの中でも一際経路が違っていたりもする)。中でも3曲目に収められているタイトル曲が、当時の草野正宗の心情(と思う)を表した曲に仕上がっているのだが、当時の私にとってもまさにそんな気持ちだったこともあり、改めて全編を通して聴いてみたのである。

アルバムを通して聴かされるのは永遠に続くのではないかと思うほどの広大な世界。そして、どこまで行っても地平線にたどりつけない、苦しくて呼吸すらできなくなる、そんな気にすらなってくる11曲目までは完全に計算しつくされた流れ。そんな流れのなか、ラストでそれまでかたくなに閉ざしていた殻を破るように流れてくる『チェリー』に涙が溢れて止まらなかった。もちろん紡ぎ出される歌詞と心に響くメロディーラインが私にリンクしてきたからであるが、このときから私の中で『チェリー』は“いい”思い出の曲になったのである。

そして今、何度か同じ曲を聴きかえしているが、頭の中をよぎるのはヒットしていた頃の楽しい時期ではなく、やはりこの曲を聴いて涙したあの時のことである。しかし、あれからまもなく10年になろとしている今、過去の出来事はけっしてなまやさしいものではなかったけど、それすら良かったと思える時期に来ているのかもしれない。それは時間がそうするのか、それとも今が順調にいっているからなのかわからないけど、あの時間は無駄ではなかったんだと思っている。

もちろん、今でもこの曲を聴くと少しばかり胸が疼くんだけどね。
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| Column | 11:50 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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音読は必要か?

『免疫不全のラットを炸裂』
と言う、ネット記事の見出しをみてなんだこれは?と思って記事を読んでいると、実験用に、あらかじめ免疫不全のラットが出来たという話しだった。

何のことはない、単に“作製”を“炸裂”と読み間違えていたワシである。

もうひとつ
『おはしガスト』
と言うレストランを“おはなし”ガストと読み間違えていたツレである。

この手の間違いは本当に多い。
たぶん、学生の頃まではそんなになかったはずなんだけど…。おそらく、音読をしなくなったことによる弊害なのでは、と勝手に思っているワシであります。
試しに、持っている文庫本を音読してみたがこれが思った以上に悲惨であった。
読み間違える以前に、詰まる詰まる詰まる。

その昔、国語の時間にはすらすらと読んで褒められたことなんて夢の出来事だったのかと思うほど。

関西人は国語の時間に本を読まされるときも関西弁なのか?という疑問があったが、答えは“そうであるけどそうでない”と言ったところ。文章は共通語で書かれているけど、イントネーションは関西訛り。

ところが今、同じことをやってみると共通語でも関西弁でもない訛りになってしまって、なにがなんだかまともに読めません。普段は共通語で会話が出来るようになったというのに…。おかしなものである。

| Column | 15:24 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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ドラマ

早いもので1月も10日ほどで終わり。
とりあえず1月始まりのドラマが出そろったので、ちょこっと感想を。

やっぱりNHKとでも言うか、面白いドラマを作るのはもうこの局しかないのかも。

一番の期待だった『咲くやこの花』だけど、予想どおり藤本色全開で何とも言えない設定が『ちりとてちん』ファンにとってはよだれもの(笑)。今回は落語ではなく百人一首をモチーフにストーリーが展開されているのだけど、登場人物の名前やら商売まで至る所に百人一首の句や作者が隠されております。これを見つけるだけでも楽しくて仕方がない。百人一首に詳しい人にはニヤリとさせるおもしろさはもちろん、そうでない人にも楽しめる作品だと思います。全10話、堪能できそうです。

で、原作マンガありの『とめはねっ!』、がこれまた面白い。書道という題材を魅力的に描いております。木曜8時の時間帯はほとんどリアルで鑑賞することが出来ないのだけど、これは毎週録画にて楽しんでおります。

さて、『龍馬伝』なんだけど、福山“龍馬”にいささか不満はあるものの、まだまだ出だしと言うことで可もなく不可もなし、と言ったところ。今のところ香川照之の存在感が圧倒的で“弥太郎伝”と揶揄されてるそうだけど、これから龍馬にかかわる魅力的な登場人物が目白押しなのでもうちょっと我慢しましょ。ただし、効果音のうるささと映像はちょっと鬱陶しいです。貫地屋しほりと真木よう子が出始めるともっと締まったドラマになるような気がします。

と、ここまでがNHK。

民放はと言うと…これがもうワシにとっては久しぶりに観たいと思うものがゼロ。唯一の期待だった『まっすぐな男』も既にトーンダウン。役者はそろってるのにね。これまでハズレのない尾崎脚本がどこまで盛り返せるかが課題。やっぱりこの枠は阿部寛じゃないとダメかも。

| TV | 14:58 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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モスとマクド

久しぶりの更新

ファストフード味比べ。
と言っても、マクドとモスのみの比較なんですけど…フ。

モスの海のごちそうシリーズ(グルメツナバーガー)はブイヤベース仕立てと生姜醤油仕立ての2種類。とりあえずどちらも食べたけど、モスの真骨頂とでも言うべきか、とにかく旨い。レギュラーメニューにしてもらいたいほどだけど“焼津港で水揚げされたマグロ”とうたっているだけあって難しいのかな。これまでのフィッシュバーガー(各ファストフード店)にいささか不満を持っていたワシだけどこれはもう別格。フリッターの揚がり具合もちょうどいい。モス全体としてもこれは最上位に食い込める味ですね。

続いてマクドですがテキサスです。これ、久しぶりに“まともな味”のバーガーではなかろうか。何というか、やっと本場、アメリカのバーガーに近づいた感じです。近くで食べていた他のお客さんからは「これ旨いね」と言う声が聞こえてきたので一般的には高評価でしょうね。ただし、ワシとしてはやはり肉質とチーズとソースをもうちょっとどうにかしてくれれば、と思うんだけどこれは痛し痒しと言うところか。次のニューヨークとカリフォルニアに期待です。

それにして、両者とも大人気の模様。どちらも予定販売数を大幅に上回って、モスではクーポン利用での購入は出来なくなっているし、マクドは1日に限定個数しか販売ない店が在るほど。確かに、休日のお昼時は半端なくお客さんが多いのでこれは仕方がないのかも。ちなみにモスですが、注文してから20分ほど待って食べた時間がたったの数分でした…フ。

| Travel & Gourmet | 21:22 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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未完のまま

毎年この時期になると何かしら文章に残そうと思って書いていることがある。
しかしながら、未だ最後まで書いたことがない。

今年は15年。
そう、阪神淡路大震災のことを。

当時のことを思うことは沢山ある。
だけど、私自身は被災したわけでもなく身内に犠牲者が出たわけではない。
あの大地震の先端部分でその揺れを、恐怖を体感したにすぎない、一人である。
そんな私が何を思い、何を残したいのか、15年経っても整理が出来ない。
それは当事者ではないから、と言われるかもしれない。
しかし、それでもやはり何か思うことはあるのは確かななのである。

私の文章のストックには毎年、世に出ない文章が足されていく。

もう、じきにあのときと同じ時間が訪れる。
私は今年もテレビを見ながらそのときを待っているのである。

| Column | 06:38 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

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