PREV| PAGESELECT | NEXT

≫ EDIT

16年生きた猫

言葉に詰まった。
たぶん、初めての経験だったと思う。
その動作はまさに詰まる、と言った表現が適切なほど。
それは沈黙ではない、言葉が出てこないのだ。
一呼吸おいてから、ゆっくりと思いを言葉にした。
泣けてきた。

翌日、この一週間の経過を改めて聞いた。
今年の初めに、目が見えなくなったときに覚悟はしていたけど、あっけないほど急に訪れた。
深夜にそれまで聞いたことのない声と痙攣がおこったらしい。
そして、事態が急変してからそれはあっという間だったとのこと。
翌日から食事もとらず、動けなくなり寝たきりに。
そして当日の朝。
久しぶりに水を飲むことが出来たらしい。
でも、それは彼が生きていた最後の姿になりました。

16年生きた猫。
そのうちの半分は僕も付き合っていた事になる。
それを思うと、切ない気持ちで一杯になる。
だけど、今日からまたいつも通りに生活はするけど、傍らにたたずむことはもうないのである。
スポンサーサイト

| Time as you pass by | 11:42 | コメント(-) | トラックバック(-) | TOP↑

PREV | PAGESELECT | NEXT