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中島みゆきコンサート「縁会」

ずっと、書き残しておいたモノをようやくアップ。
って、かなり久しぶりです。
一年前の欧州旅行や長野への転居のあれこれもあったけど、いまはまた多治見におります。

閑話休題

ツアーも半分過ぎたことなのでネタばらしです。

いやー、初の神戸国際会館。
ツアー2日目に土曜日だったことが本当に良い結果となりました。
お席も10列目のセンターより右サイドで、ばっちり。
でじなみ、グッジョブです。

前回のツアーがワシ的には(ホールのせいもあり)がっかりだったため、今回は本当に感動が倍増です。
ツアーとしては2007年に匹敵する、内容と感動をもらいました。
全体的には、今回のみゆきさんは”あえてそうした”のだろうと思われる個所がちらほらとあり、重たい言葉などもほとんどなく、とってもライトな感じの構成でした。
でもね、彼女が歌で発信したものは決してライトなものではなく、久しぶりに心に染みる中島みゆき、そんな曲をたくさん聴かせてくれました。

さて、ここからはネタばれを含みますので、これから各地のツアーに参加される方で曲などを知りたくない方はこれより先はスルーしてくださいな。

今回、セットリストなどの事前情報はほとんどなく(2曲ばかりうっかり知ってしまったが)、いち早くツアーの内容を楽しめるツアー2日目の醍醐味です。それに、今回は意図されていただろう、曲紹介が一切なくすべての曲が始まるので、イントロが出るまで分からない。でもって、アレンジ違いも多々あるので歌いだすまで分からない、挙句にはサビになるまでわからない、といった曲まで。

と言った情報をここまでにして、緞帳があがる前になんとなく聞き覚えのあるイントロが…『空と君との間に』で始まりました。
そして舞台上に現れたセット、夜会ばりに豪華。しかも縦に大きい。みゆきさん曰く工事現場らしいが、中盤の『地上の星』の時にそれは納得。例の、黒部からの中継時を思いださせる演出でしたね。
歌い終わったみゆきさんの人格異動による挨拶はいつものこと。それは手短に済ませて『あした』。ワシとしては今回の落涙一発目です。ま、隣に座っていたおばさまは鼻をすすっての号泣。まだ、2曲目だって。

ここのところのツアーではお客さんによるお手紙コーナーがあるんだけど、今回はコーナーではなくMCの一環として組み込まれていまして、至る所で紹介されます。そう、これってまさにラジオの構成そのものじゃない?そう思ったのはワシだけかもしれないけど、そんな気がしたのね。そんなMCの中では今回のツアータイトルのことやら、今回のセットや構成などを報告。ちなみに、前回同様2部構成であります。

MCは親交のあった筑紫哲也氏について。もう会うことが叶わなくなった彼のことを思い『最後の女神』を披露。しかし、ワシとしては今回のセットリストの中で一番興味がなかった曲であります。が、次のイントロで「ん?なんだか聞き覚えのある曲はなに?」と思っていたら『化粧』。いやー、もうずっこけました(笑)。だってまさかの淳子よ。前回の『しあわせ芝居』に続いて淳子よ。アレンジもオリジナルと違和感なく、終始久しぶりに大泣きのみゆき節に我を忘れてしまいました。ワシとしては今回のサプライズ“一発目”です。

みゆきさん曰くツアーが始まると“夏”なのだそうである。スタッフと出会って、そしてまた離れていく。そんな思いを込めて作った歌が『過ぎゆく夏』。そう思ってきくとなるほどといった感じ。さっぱりしたこの歌の後にまたまた重々しいイントロが…ま、やらないはずがないと思っていた『縁』。で、そのまま途切れることなく『愛だけを残せ』。何といっても今回のツアータイトルが“縁会”、観客の中でこれを“みどりかい”と仰っていた方がいたのだけど正しくは“えんかい”である。お間違えのなきよう。
しかし、今回のタイトルについて事務所にも問い合わせがあったらしく、なんでも「夜会のコメディ版ですか?」と言った内容だったらしい。その理由がチケットの印刷に“縁会2012-3”とだけあったためだとか、しかし本当か嘘かわかりません…。

そして、ここでようやく新譜から一曲。
『風の笛』
みゆきさん、終始、手を後ろに組んで歌っています。そして、最後に手から指ししだされるのは風の笛。3回ほど観客に向かって吹き鳴らします。
言いたいことも言えない、すべてをすんでのところで呑み込んで、我慢している人に風の笛をあげよう、と歌うみゆきさん。本当にいい歌を届けてくれます。

一幕終了
しかし、一度も舞台からはけなかったみゆきさん。

緞帳が上がる前から聞き覚えのあるイントロ。
二幕目の始まりです。
『3分後に捨ててもいい』これはインストでしたが、サビの部分を唯子が歌っておりました。でも、舞台の工事現場に常夜灯がともり、超がつくほど懐かしい『真直ぐな線』。で、ここからすっかり夜の女王なみゆきさん、立て続けに『常夜灯』『悲しいことはいつもある』と放って、黒いドレスをまとって久々にブラックみゆきです。ま、ここは夜のコーナーと言ってもいいのか、舞台右側の一段高い位置で歌っております。で、最後はバンマスの島村氏とプチ絡んで一旦はけます。ま、この間ずっと右側なので右サイドの観客がお得な訳ですね。

『地上の星』
工事現場の奥からバックライトを浴びながら登場するその姿は、紅白の時の黒部そのもの。衣装も色は違えど似たようなもの。しかし、いまだに“あの間違い“をご本人が言うので、こちらのほうがドキドキしてしまいます。

軽いMCのあと『Night Wing』。
この歌なかなか知られていないと思います。かの研究所の管理人ですらわからなかった、とウェブで言っていたくらい。かく言うワシもわかりませんでした。が、サビでタイトル部分が出てきたので「これって…静香?」な状態でした。そう思えたのも偶然にも数日前に工藤静香のこの曲を“聴かされた”からなのであります。
一転してまたまた情緒的なイントロが…。
意識がどこかに飛んで行ってしまうかのような感覚に見舞われました。
そう、この曲こそ最大のサプライズ。
『泣きたい夜に』。アルバム『生きていてもいいですか』からの一曲にしてワシにとって最大の癒しソングがこれ。ANNの頃に何度かエンディングで流され、そしてつらい時にはいつもこの曲を聴いて泣いていた大昔。みゆきさんの一番お世話になったと言っても過言ではないくらいの曲。その曲が今、この時代、この年齢になって聴くことが出来るなんて思っていなかったので、そりゃもう、大号泣でしたよ。

そして、最後のMCはツアーの選曲について話されていました。だいたい前回、前々回のツアーを参考にして、決めるのだそうである。そんな中で前回のツアーで演じた曲をどうしてもやりたい曲があり、みゆきさん曰く「わがまま」でセットした曲が『時代』。そして間髪いれず『倒木の敗者復活戦』。

終了と同時にスピーカーから流れてくるのは『世情』の男声コーラスのあのフレーズ。

ワシ、本気で席からずり落ちました。
もうサプライズはないと思っていたので、何ということでしょうサプライズのアンコールです。しかも、最大級。

そして新譜から4曲目となるのがラストの『月はそこにいる』で退場。
しかし、このラストの4曲の流れは間違いなく後々語られるだろう内容で、ワシとしては正直、このこれでしめてもらっても何の文句もない構成と感動でありました。そんなわけでアンコールの最初の2曲『恩知らず』と『パラダイスカフェ』はほとんどBGM状態。
しかしながら、オーラスは『ヘッドライト・テールライト』とはね。
実は、この曲を歌った以前のツアーはチケットを持っていたにもかかわらず“行かなかった”という、今じゃ考えられないことをしておりました。初めて生で聴くことが出来ました。

恩知らず
パラダイスカフェ
ヘッドライトテールライト

最初に書いたとおり、みゆきさんは何も語りませんでした。
おそらく、来ていたお客さんが期待していた、ここ1、2年の大きな出来ごとについて。
だけど、本当に何も語りませんでした。
それはまるで肩すかしをくらったかのように。

かつて、彼女のアルバムにこんなのがありました。
『歌でしか云えない』
きっとみゆきさんはそう言いたかったのかもしれません。


<一幕>

空と君との間に
あした
最後の女神
化粧
過ぎゆく夏

愛だけを残せ
風の笛

<二幕>

3分後に捨ててもいい(インスト)
真直ぐな線
常夜灯
悲しいことはいつもある
地上の星
Night Wing
泣きたい夜に
時代
倒木の敗者復活戦
世情
月はそこにいる

<アンコール>

恩知らず
パラダイスカフェ
ヘッドライトテールライト

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