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拝啓 岸朝子様

突然のおたよりお許しください。
実は私の住んでいるところに洋食のとても美味しいお店があります。
そのお店は本来は肉屋さんなのでおすすめのメニューは当然ながら“肉料理”なのですが、実は私が一番おすすめしたいのが“オムライス”なのです。

はじまりは昨年のことでした。
この町に越してきてから何度かこのお店に入ったことがあったのですが、いつもに肉料理を頼んでいました。
ところが昨年のある日、いつものようにこの店で晩ご飯を食べようと思ってメニューを見ていると、何気なく目についたのがオムライスだったのです。
私は、自分でも時々作るほどオムライス好きなので思わず頼んでしまいました。
そして待つこと10分ほど。

まずは目の前におかれたいオムライスに驚きました。
それは見た目がものすごく“美しい”のです。
形は今風の手抜きのトロトロオムライスではなく昔ながらのロールオムライスなんですけど、これが、卵の表面に焼き色がひとつもないのです。
そして、オムライスの上にかかっているケッチャップの香りが何ともいえず良い香りなのです。
そんなオムライスをスプーンにとって一口食べた瞬間、2度目の驚きが待っていました。
それは何ともいえない味。
いえ、なんとも言えない味ではなくこれこそ私が求めていたオムライスの味だったのです。
食べた瞬間に鼻から抜けるバターの香りとケチャップの酸味、これが絶妙なんです。
そのうえ、ロールしている卵の内側はほどよく半焼けで、これこそが私にとって究極のオムライスでした。

しかしそんなオムライスをだす店なのにそれを売りにせず、あくまでも肉をうりにしているのです。
そのせいか、お客さんのほとんどは肉料理を食べています(当然ですが)。

私としてもとくにこのオムライスを広めたいわけではありません。
それになかなか、岸様がこちらに来られることはないと思います。
また、このようなページを覗くとも考えにくいのですが、機会があれば岸様にぜひともご賞味いただきたいと思い筆を執っております。

長々とつたないお便りにお付き合いいただきありがとうございました。
それではいつか、食していただけることを願っております。

ちなみに多治見の駅前にあるSHOKUSHAというお店です。


敬具
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